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映画データベース

J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。

溝口健二

1940年代以前

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『東京行進曲』

菊池寛の原作を若き日の溝口健二が監督した小唄レビュー映画。ブルジョワ階級の青年二人とプロレタリア階級の芸者の三角関係をほろ苦く描く。西條八十・作詞の主題歌も大ヒットした。富豪・藤本(高木)は、昔自分が捨てた女の娘で芸者の折枝(夏川)と出会う。藤本の息子・良樹(一木)は腹違いの妹とも知らず折枝に心惹かれるが、親友の佐久間(小杉)も折枝に恋をしてしまう。さらに良樹の妹・早百合子(入江たか子)は佐久間に恋焦がれ。現存する25分のみ。(本来105分の作品)

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『滝の白糸』

溝口健二&入江たか子コンビの代表作となった名作で、原作は幻想小説の大家・泉鏡花「義血侠血」。[朗読版|図書カード「義血侠血」--青空文庫]モダン女優として人気の入江たか子が、愛する男に尽くす古風なヒロインを好演し女優としての評価を高めた。明治の時代、北陸を巡業する水芸人の太夫・白糸(入江)は、法律を学ぶ学生・欣弥(岡田)と愛し合う。白糸は欣弥の学費の仕送りをするが次第に興行は振るわなくなり、ついに高利貸の岩淵(菅井)の言いなりにならざるを得なくなる。現存する101分のみ。(本来114分の作品)

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『折鶴お千』

泉鏡花の小説「売色鴨南蛮」[図書カード「売色鴨南蛮」-青空文庫]を高島達之助が脚色。溝口健二にとっては『日本橋』(1929年)、『滝の白糸』(1933年)に次ぐ三作目、そして最後の泉鏡花作品となる。当時としては斬新なフラッシュ・バックを大胆に多用することによって、主人公の意識の流れ、内面的な感情を見事に表現した傑作とされる。神田明神の境内近くで古美術鑑定と称して、いかがわしい商売をしている連中がいた。首領は熊沢(芝田)と言い、若い娘・お千(山田)も彼らに食い物にされていた。熊沢に養われている少年・宗吉(夏川)は、あまりの仕打ちに耐えかね、お千とともに熊沢一味から逃げ出そうとするが。

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『浪華悲歌』

日本映画史における名作。名匠・溝口健二が戦前に撮った貴重なトーキーで、名脚本家の依田義賢とこの作品で初めて組んだ。家族を助けるため愛人となったのをきっかけに社会から孤立するヒロインを、山田五十鈴が毅然と演じる。美貌の電話交換手のアヤ子(山田)は、会社の金を横領した父親を助けるために自分の勤める会社の社長の愛人になる。その後社長と切れるが、今度は兄の学費を捻出するため昔の恋人と組んで美人局をしようとする。

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『祇園の姉妹』

自前芸者の梅吉のもとに、昔のひいき客が無一文になって転がり込んでくる。梅吉の妹芸者おもちゃは、これを追い出すため男達を手玉にとって画策をはかるが。人情家の姉と打算的な妹、姉妹の対照的な生き様を描きながら、芸者人生の悲哀を厳しい視点でみすえた作品。数々の名作を生み出した溝口健二監督、依田義賢脚本によるコンビ2作目で、前作『浪華悲歌』とともに高い評価を博した傑作。

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『愛怨峡』

トルストイの「復活」をモチーフにした川口松太郎の原作を、溝口健二監督が山路ふみ子主演で映画化した幻の作品。温泉宿で若主人の子供を生んだ女中が、里子に出した子供を養うために女給をしたり、漫才コンビを組むなどして奮闘する姿を情緒あふれる映像で綴る。

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『残菊物語』

戦争中の国策映画を嫌った溝口健二監督が、伝統芸能の世界を描くことに活路をみいだした芸道ものの第1作で、『浪花女』『芸道一代男』とともに「芸道3部作」とされている。明治初期の歌舞伎界。名門尾上家の養子として周囲から甘やかされる菊之助は、子守り女お徳から芸の未熟を指摘されて目覚め、家を出て苦労を体験する。やがてお徳の内助にささえられ、旅回り一座での修行で芸を磨いた彼は、父の舞台に参加して称賛される。

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『元禄忠臣蔵 前篇』

日本を代表する映画監督の一人・溝口健二による『忠臣蔵』、前後篇で一つの松竹作品。戦時下の作品故、苦しい製作状況であったことは想像に難くないが、徹底した時代考証で元禄時代を再現。そして本作の最大の特徴は忠臣蔵には欠かせない討ち入りシーンがないことである。これは溝口が国策映画としての戦意高揚を避けたためとも言われている。史実に忠実な真山忠臣蔵に影響を受けた溝口監督が「原寸主義でいく」と、建築監督の新藤兼人に宣言し、それを実現したセットや元禄風俗は必見。溝口監督の構成の妙も楽しんでもらいたい。さらに、前進座スターが総出演している。

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『元禄忠臣蔵 後篇』

亡き主君・浅野内匠頭の意を継いで、一日も早く本懐を遂げたいとはやる志士たちをよそに、京・伏見の茶屋で遊興三昧の大石内蔵助。それは吉良側の目を欺くためのものであった。浅野家嫡子・大学頭の跡目再興がかなわぬと知った内蔵助は上野介の首をとる覚悟を新たにし、江戸に四散する志士たちを集める。決行の日は、師走の14日。恨みの日から1年半あまり、ついに忠義の報われる日が来た。

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『宮本武蔵』

太平洋戦争中に製作された溝口健二監督による武蔵映画。父の仇である左本兄弟を討つため頼ってきた信夫と源一郎に、誠の剣の道を教える宮本武蔵。一方、左本兄弟に応援を頼まれた佐々木小次郎は、武蔵を怒らせるため源一郎を殺し、これを知った武蔵は小次郎を探す旅に出る。当時連載されていた菊地寛の小説を原作に、一乗寺の決闘から小次郎との一騎打ちまでを描いた作品。武士道とそれに絡む人情を取り上げている。

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『名刀美女丸』

渾身の一刀を生み出すことに情熱を傾ける刀鍛冶を新派の名女形・花柳章太郎が演じるトーキー時代劇。溝口健二にとって七十作目の監督作で、昭和二十年の終戦間近に封切りされた。刀鍛冶の清音(花柳)は自ら手がけた新刀を、想いを寄せる笹枝(山田)の父・小野田(大矢)に献上する。しかし暴徒の襲撃の際にその刀は折れてしまい、結果、小野田は命を落とす。父の仇討ちを願う笹枝のために、清音は渾身の一刀を打とうとするが。現存する56分のみ。(本来67分の作品)

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『歌麿をめぐる五人の女』

坂東蓑介(のち三津五郎)が狂言まわしのような役どころの浮世絵師・歌麿を演じ、その周囲の人々の人生模様をとおして江戸末期の町人文化を活写した作品。歌麿の弟子となった幕府御用絵師の婚約者、紙問屋の息子と駆け落ちするおいらん、歌麿の作品「美人鯉取りの図」のモデルとなる腰元など、歌麿をめぐる女たちの中でも男を愛するあまり人殺しも辞さない気性の激しい水茶屋の女を、田中絹代が圧倒的な存在感で演じている。

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2004-10-18 掲載
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