J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
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自主映画出身の長崎俊一監督がATGの“ニュー1000万円路線”で撮った初の劇場用映画。かつて暴走族の間で伝説的な存在だったリョウ（内藤）は、仲間の徹司の事故死を機にバイクを捨ててスナックの雇われマスターになった。しかし、仲間たちは徹司の1周忌である9月に“ハマのリュウ”の復活を期待するのだが。
一人の男が双子の美人女医を調査するうち殺人事件へ巻き込まれていく心理サスペンス。遠藤周作の原作を長崎俊一が映画化、名取裕子が一人二役を妖しく演じる。友人から美人麻酔医・葉子（名取）の身辺を調べてほしいと頼まれた辰野（片岡）は、彼女が夜な夜なSM行為に耽っていることを知る。しかし葉子の双子の姉で精神科医の裕子（名取二役）から、葉子は二重人格だと告げられる。
二重人格の女と出会った医師が彼女の魅力に翻弄される異色のサスペンス。同じく二重人格を扱った『妖女の時代』に続いて長崎俊一が監督。秋吉久美子が二重人格の同性愛者という役柄に挑戦。精神科医・外村（草刈）の前に、美女・美也子（秋吉）が患者として現われる。数日後、美也子の同居人と名乗る女から「私たちに溝わないで」と電話で忠告されるが、それは美也子の別人格だった。
“３Ｋ” 職場の典型と言われる看護婦たちの仕事と生活にスポットをあて、その日々の奮闘を描いた青春ドラマ。大学付属病院の整形外科病棟に勤務するナースの五十嵐梢（薬師丸）は看護婦歴六年のリーダー的な存在だが、仕事がマンネリしたことを感じ始めていた。ある日、大腿骨折したサッカー選手の雄一（渡部）が運ばれてきた。腫瘍が発見され自暴自棄になってしまった雄一を梢が担当することになるが。
"10分間×4話"のルールで競作する「J MOVIE WARS」の1本で、長崎俊一監督作。ラジオで人生相談をしている男を中心に、大人の男女の恋愛についての葛藤を描く。ラジオで人生相談をする新谷（玉置）にはSM嬢のリカ（水島）という恋人がいるが、人妻・洋子（室井）とも付き合っていた。2人の間で揺れる新谷は洋子の夫に「奥さんと別れてくれ」と懇願し、殴り倒される。
対照的な性格の二人の男と一人の奔放な女が繰り広げる危うい三角関係。『ナースコール』、『8月のクリスマス』の長崎俊一監督が設定のみを決めてシナリオなしで撮り上げ、恋愛のリアルな空気感を生み出す。やり手の不動産業者・柴田（玉置）と、市役所勤めの安西（ラサール）。旧友同士の二人は奔放な女性・霧子（水島）と出会い、淡い三角関係を築く。しかし柴田が霧子と関係を持ち、次第に関係は変化する。
直木賞作家、坂東眞砂子のモダンホラー小説の傑作を映画化。15年ぶりに四国、高知の村に帰省した比奈子（夏川）は、幼なじみの莎代里（栗山）が16才で死んだことを知る。莎代里の家は代々、死者の言葉を伝える“依童（よりわらわ）”。彼女の母は、八十八ヶ所のお遍路を逆順で回る禁じ手“逆打ち”を行うことで、娘を甦らせようとしていた。日本の古くからの因習や土着的儀式の不気味さがじわじわと深層心理に迫る。主題歌を米良美一が歌う。
内省的な女刑事が死について自問し、現実が歪み出す異色の刑事サスペンス。「西の魔女が死んだ」の長崎俊一監督がデジタルビデオで撮影し、モノクロームの映像が独特の世界観を生み出す。主演は「ロマンス」に続いての水島かおり。テレビ中毒だった過去の自分と決別すべく、刑事という職業を選んだ美樹（水島）。退屈な張り込みを続ける中、潜伏していた連続殺人犯が逃走し、その巻き添えで死傷者事故が発生した。それを機に、美樹の日常が軋み始める。
桐野夏生の直木賞受賞作を天海祐希主演で映像化したヒューマン・サスペンス・ドラマ。石山一家の誘いで北海道にある彼の別荘に遊びに来ていた森脇夫婦の長女が行方不明になった。警察の捜査にもかかわらず、神隠しにあったかのように手掛かりすら発見できない。実は石山と森脇の妻、カスミは二年前から深い関係にあり、事件直前ふたりは家族の目を盗み情事を重ねていたのだ。娘を発見できぬまま四年が過ぎた。罪の意識から今なおあきらめることができないカスミは、協力を買って出た道警の元刑事、内海と共に情報を求め道内をさまよう。しかし内海の体は癌に侵されており、余命幾許も無かった。
桐野夏生の直木賞受賞作を天海祐希主演で映像化したヒューマン・サスペンス・ドラマ。わずかな可能性を求め、道内をさまようカスミと内海。子を失った喪失感を抱くカスミと、死と直面し感情さえも失ったかのような内海。事件当時の関係者の思惑が様々に交錯する中、二人の間には不思議な関係が生まれる。やがてカスミと内海は、カスミが18年前に捨てていた実家を訪れることになるが。
明日がある人は幸せだよ。
将来の目標もなく夜のバイトに精を出す大学生の一彰。ところが、ある夜、香港からきた美貌の殺し屋・李歐と出会ったことから運命の歯車が回り出す。幼い頃の思い出、母の面影、そして目の前の現実。李歐は全てを包み込みながら、一彰をある大勝負へといざなう。高村薫の小説『李歐』を元にしたサスペンス・ドラマ。『美少年の恋』のダニエル・ウー主演作。
明日がある人は幸せだよ。
一彰と李歐はそれぞれの運命に翻弄され、時代の潮流に押し流されていく。李歐との再会を夢見る一彰の家族に過酷な運命が訪れる。高村薫の小説『李歐』を元にしたサスペンス・ドラマ。『美少年の恋』のダニエル・ウー主演作。
坂口安吾が1947年に発表した短編小説を、女優・川原亜矢子が朗読する。夜の車中、朝方の海沿いの工業地帯、雨の中の廃工場、日中の埋め立て地など、様々な場所を舞台に幻想的な物語が語られる。暗い夜道を一台の車が走ってきて、車中で美しい女が煙草に火をつける。そこから朗読が始まる。都の女の虜になった盗賊が、女の望むままに都で残虐の限りを尽くす物語。車は動きだし、転々と場所を変えながら女は朗読を続けていく。
『四月の雪』のホ・ジノ監督の韓国映画『八月のクリスマス』を、山崎まさよしと関めぐみの共演でリメイクした涙のラブストーリー。父から譲り受けた写真館で働く寿俊は、周囲には隠していたが、病に冒されあと僅かの命だった。ある日彼の写真館に小学校の臨時教員である由紀子がやってきたことから、彼の毎日が変わり始める。
長崎俊一監督が82年に手掛けた8mm映画「闇打つ心臓」を新たな物語として撮り下ろした意欲作。前作に主演した内藤剛志と室井滋に加えて、かつての彼らと重なる境遇のカップルとして本多章一と江口のりこが登場する。自らの子供を殺したリンゴォ（内藤）と伊奈子（室井）が、23年ぶりに再会する。同じ頃、彼らと同じように自分たちの子供を殺し、逃亡する透（本多）と有紀（江口）がアパートの空き部屋に逃げ込んだ。２組の男女の人生が交錯する。
傷ついた少女が自然の中で暮らすおばあちゃんとの生活を通して、生きる力を取り戻していく姿を描いたハートウォーミング・ストーリー。梨木香歩の名作児童文学をシャーリー・マクレーンの娘、サチ・パーカーを主演に迎えて映画化した。学校へ行くことが苦痛になってしまった中学生のまいは、森で暮らす“西の魔女”こと英国人の祖母のもとで過ごすことに。
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