J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
塚本晋也がPFFアワード’88でグランプリを獲得した8ミリ作品のビデオリミックス版。孤独な少年が近未来へタイムスリップするSFアクション。田口トモロヲ率いるパンクバンド“ばちかぶり”が音楽を手がけた。背中に大きな電柱が生えているため“電柱小僧”と呼ばれる孤独な少年（仙波）。ある日電柱小僧は、新撰組と呼ばれる吸血鬼たちが人類を支配しようとする近未来へタイムスリップする。サリバ先生と共に新撰組に戦いを挑む電柱小僧だが。
多くの8ミリ自主映画を撮ってきた塚本晋也の初の16ミリ作品であり、メジャーデビュー作で、国内のみならず海外でも熱狂的なファンを生んだ伝説のカルト映画。金属に肉体を侵食された男の悪夢をモノクロームの映像美を活かして描く。ある朝目を覚ますと、男（田口）の頬に金属のトゲのようなニキビがあった。やがて自分の腕も金属化し、ドリル化したペニスは恋人の肉体を引き裂き、金属細胞が男の全身を侵食してゆく。田口トモロヲが主人公を演じ、塚本自身も出演している。
奇才、塚本晋也が諸星大二郎の原作「海竜祭の夜」に挑んだスピード感溢れるSFホラー。突然失踪したクラスメイトの行方をめぐって奇妙な事件に巻き込まれていく考古学者（沢田）と高校生たちが、古代人の古墳から蘇った妖怪‘ヒルコ’と対決することに。
『鉄男』の続篇だが、前作の続きではなくオリジナル設定によるSFアクション。謎の集団に拉致され、肉体を金属化させられた男の復讐を描く。妻（叶岡）と幼い子供と暮らす谷口（田口）は不気味な集団に拉致され、肉体を改造されてしまう。一度は逃走する谷口だが、組織に息子を殺され妻も誘拐される。激しい憤怒で完璧な人間銃器と化した谷口は、黒幕の男（塚本）に復讐することを決意する。
拳を通して生と愛を実感する2人の男と1人の女の三角関係を描く濃密な恋愛ドラマ。監督の実弟で元プロボクサーの塚本耕司がライバル役で出演、塚本兄弟の共演が話題を呼んだ。平凡な会社員・津田（塚本晋也）は、高校の後輩でボクサーの拓司（塚本耕司）に恋人・ひづる（藤井）を奪われる。殴りこみに行くが逆にぶちのめされた津田は、拓司と同じジムに入門する。そんな男たちを眺めるうち、ひづるはピアシングに傾倒してゆく。
ある出来事をきっかけに拳銃に取りつかれた中年男が、オヤジ狩りをする少年たちと深く関わってゆくヴァイオレンス・ドラマ。監督自身が主人公を演じ、モノクロ映像で捉えた街・東京が怪しく輝く。恋人を拳銃自殺で失って以来、CM会社の社員・合田（塚本）は拳銃に固執するようになる。ある晩、不良少年グループに狩られた合田は彼らに復讐すべく拳銃を求めて、ついに手に入れる。そんな合田に少女・千里（真野）は興味を抱き。
『鉄男』『バレット・バレエ BULLET BALLET』など海外映画祭で常に注目される塚本晋也が、 現代の歪んだ性と欲望を描いた官能エロス作品。2002年のベネチア国際映画祭で審査員特別大賞を受賞した。セックスレスの夫婦が、ストーカーに脅迫されたことで新たな関係性が芽生え、妻が精神的、肉体的に崩壊し、やがて解放される過程をエロチックに描いていく。6月の東京。電話カウンセラーとして働くりん子（黒沢）は、夫（神足）との間にセックスが無いことから欲求不満がくすぶっている。ある日、 りん子の自慰行為を盗み撮りした写真が届く。同封されていた携帯電話に電話をかけてきたのは、りん子が相談に乗った自殺志願者・道郎（塚本）だった。
吉本ばななの短編を女優のりょうが朗読する「朗読紀行」シリーズの一編。『六月の蛇』でベネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞した塚本晋也が、50分近くワンカット、ハイビジョン撮影で吉本文学に挑戦する。自閉症児専門のカウンセラーである“私”は、恋人のとかげに結婚を申し込む。しかし幼少期につらい体験をしたとかげは、ほとんど誰とも口をきかず“私”の求婚もはぐらかす。そしてとかげは「秘密があるの」と“私”に言う。
記憶を失った医学生が解剖実習にのめり込み、精神世界の中で生きてゆく姿を描く。監督・塚本晋也は実際に大学病院での解剖実習に立会い、数百冊の文献を読んで本作を撮り上げた。恋人とのドライブ中に遭遇した事故で全ての記憶を失くした博史（浅野）。医学部に入学した彼は、実習で若い女性の遺体を解剖する。解剖に没頭してゆく博史は、次第に現実と乖離した世界をさまよいだす。そこで涼子（柄本）という女性と愛し合うが。
他人の夢に入ることのできる特殊能力を持つダークヒーロー悪夢探偵を松田龍平が怪演するシリーズ第1作。タランティーノをはじめ、世界を代表するクリエイターを魅了する塚本晋也監督が、猟奇的連続殺人事件の謎に迫るアクションスリラー。自らの体を切りつけ出血死するという謎の事件が立て続けに発生する。被害者は皆、携帯電話から最後に0番に発信していた。事件を担当する女刑事・慶子は、犯人が電話を通じて暗示をかけたのではと推測するが。
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