J:COMで放映された映画をベースに、今まで観た映画、これから観たい映画を順次、整理し、並べてみます。ご活用下さい。
石坂洋次郎の原作を、石原裕次郎と芦川いづみの共演で映画化した青春文芸作。デザイナーの藤助がひょんなことから知り合った娘・けい子は、封建的な父親と共に洋館でひっそりと暮らしていた。明るく健全な青年・藤助の出現は、けい子とその父を古い因習から解き放ち、開放的に変えていく。
終戦直後の混とんとした日本を舞台に、力強く生き抜こうとする耳の不自由な夫婦の生きざまを描いた人間ドラマ。脚本家として活躍中だった松山善三の初監督作品で、手話をふんだんに取り入れた細やかな演出が注目された。秋子は、幼い頃の病気がもとで耳が聞こえない。同じろう者の男性と結婚し、やがて子どもを授かるが。しいたげられた苦しい生活の中で、必死に幸せを見いだしてゆく夫婦の姿が美しく、感動的。
『沓掛時次郎』に続いて雷蔵主演で製作された長谷川伸原作の股旅時代劇。脚本を『座頭市物語』などで知られる犬塚稔、監督を田中徳三が手がけた。また本作で雷蔵は珍しく失恋するという役どころを演じている。
岩波映画で幼児教育映画のジャンルを開拓した時枝俊江監督初期のドキュメンタリー。隠しキャメラを使って4歳児の幼稚園入園から夏休みまでを生き生きと記録した。1962年教育映画祭最高賞・第8回東京都教育映画コンクール銀賞受賞。
61年後半“スーダラ節”の大ヒットで人気爆発したクレージー・キャッツの植木等初の単独主演シリーズ「無責任シリーズ」。本作はその記念すべき第1作。主題歌「ハイそれまでヨ」ほか、「スーダラ節」「ドント節」などヒット曲が満載。持ち前のずうずうしさと調子の良さを発揮して太平洋酒に入社した平均（たいらひとし・植木）が、あれよあれよという間にスピード出世してついに社長に上り詰めるまでを軽快に描く。笑いとバイタリティに溢れた傑作。
高校3年生の岩淵とみ子と三輪重夫は仲の良いクラスメイト。とみ子は小さいころに父を、重夫は母を亡くしていた。ある日、とみ子の母・真知子が風邪で寝込み、医師である重夫の父・貞一が診察にやってくる。とみ子と重夫は2人をカップルにしてしまおうと一計を案ずるが。石坂洋次郎の原作「寒い朝」を吉永小百合、浜田光夫の青春コンビで映画化。主題歌も吉永小百合のデビュー・シングルとしてヒットした。
井上靖の自伝的小説を、巨匠・滝沢英輔が木下惠介の脚本を得て映画化。豊かな自然の中で、さまざまな出来事を通して少年が成長していく様子が叙情豊かに綴られていく。父母と離れ、伊豆の山村でおぬい婆さんと暮らすことになった少年・洪作。孤独な彼は叔母のさき子に母のような親しみを抱くようになるが。
区立陽城中学の不良少年グループは、結束して様々な非行を繰り返していたが、やがてそんな彼らにも受験の季節が訪れる。幻のドキュメンタリー『にっぽん零年』を藤田繁矢（敏八）と共同監督した河辺和夫の初監督作品で、非行少年グループの鬱屈をセミ・ドキュメンタリータッチで描いた問題作。
『北の国から』の倉本聰が脚本を手掛け、ヒット曲『涙くんさよなら』にのせて綴られる青春歌謡映画。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたジュリーは、父の死をきっかけに母を探しに日本へやってきた。しかしこの美談にマスコミは大騒ぎ。下町でバンドを組む健たちは、ジュリーをマスコミから守りつつ、母親探しに協力する。
高知県の離島・沖の島には医療施設がなく、乳児死亡率は全国平均の4倍、それに加え風土病・フィラリアの発生地でもあった。その地に赴任した保健婦・初子は昼夜の別なく献身的に働いて、乳児死亡率やフィラリア患者たちを激減させていく。離島の保健婦として活躍し話題になった、実在の保健婦・荒木初子さんをモデルにした映画。主演は当時、大ヒットした連続テレビ小説『おはなはん』のヒロイン、樫山文枝。
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